旅行には欠かせないアイテムとなったモバイルバッテリーですが、飛行機内に持ち込むには多くの規定があることを知っていましたか?
規定を満たさないモバイルバッテリーを持ち込んでしまったら、最悪の場合は没収されて手放すことになってしまいます。
ここではそうならないように、機内に持ち込む場合の規定とモバイルバッテリーを選ぶ際の注意点を説明していこうと思います!
目次
モバイルバッテリーの持ち込みNGとは?
そもそも何故、モバイルバッテリーの預け入れは禁止されているのでしょうか。
それにはモバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池が大きく関係しています。
リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池は過充電をした場合や強い衝撃を与えた場合に発火や爆発する危険性が非常に高いのです。
実際、リチウムイオン電池が原因となった発火事故が相次いだ為に、国際民間航空機関(ICAO)によって電子機器に元から内蔵されている物以外のリチウムイオン電池は預け入れ手荷物として空輸することを禁止しました。
日本でもスカイマークの航空機が乗客の持ち込んだモバイルバッテリーの出火が原因で緊急着陸を行いニュースになりました。
この預け入れ禁止の制限は世界各国共通の方針なので、現在では国内線・国際線を問わずにモバイルバッテリーを預け入れ手荷物とすることは出来ません。
ただし、機内持ち込みに関しては、各航空会社が定める規定を満たすのであれば可能となっています。
没収されないためにはこれを守ろう!
航空会社が定める規定を満たさないモバイルバッテリーを機内に持ち込んだ場合には没収されてしまいます。
一度没収されたモバイルバッテリーは基本的には返却されませんので、機内に持ち込むつもりでいるモバイルバッテリーは確実に規定をクリアしたものを選びましょう。
厳しい航空会社ですと、モバイルバッテリー本体に「Wh(ワットアワー)」の表記が無いものは規定を満たしていたとしても没収されることがあります。
また、チェックインの際に、預け入れ手荷物にモバイルバッテリーが入っていることに気づかずに預けてしまった場合、その後のX線検査で発見され、持ち主の確認を取らずに破棄されてしまうこともありますので注意してください。
モバイルバッテリーの容量を確認しよう!
モバイルバッテリーの機内持ち込みには、大きく分けて2つのことに関して制限がかかっています。
1つ目はバッテリーの容量に関係することです。
バッテリーの容量とは、「mAh(ミリアンペアアワー)」で表記されるリチウム電池の容量と、「Wh(ワットアワー)」で表記されるバッテリーの電力量のことを指します。
このどちらか一方ではなく、両方が持ち込み規定を満たしていないと機内には持ち込めませんので要注意です。
そして、2つ目は個人による持ち込み数の制限です。
モバイルバッテリーの「mAh」と「Wh」の数値によっては複数個持ち込めない場合がありますので確認が必要です。
「mAh(ミリアンペアアワー)」と「Wh(ワットアワー)」とは?
「mAh」はモバイルバッテリー内のリチウム電池の容量です。
この数値が高いほど充電出来る回数が多くなるので、最近では40000mAhなどの大容量のバッテリーも売られています。
対して「Wh」はリチウム電池の電力量のことですが、モバイルバッテリーの種類によっては数値が表示されていないことがありますので気をつけてください。
その場合は、Wh=V(電圧)×Ah(電池容量)の式で計算することが可能です。
モバイルバッテリーには電圧の表記が無いものが多いのですが、リチウム電池の電圧は3.7と決まっています。
もし、お持ちのモバイルバッテリーにWhの表記が無い場合は上記の式に数字を当てはめて計算し、持ち込み規定内であることを確かめることが必要になります。
機内持ち込み規定
国内線の機内持ち込み規定ですが、27,027mAh以下の容量で100Wh以下を満たすものであれば制限なく持ち込むことが可能です。
また、27,027mAhを超え43,243mAh以下、100Whを超え160Wh以下の両方を満たすものであれば最大2個まで持ち込み出来ます。
43,243mAhを超えるもの、160Whを超えるものに関しては一切持ち込むことが出来ませんので要注意です。
国際線ですが、基本的には100Wh以下のものであれば制限なく持ち込むことが可能ですが、それ以上のものになると個数制限があったり航空会社の許可を取らなければいけないことがあるので、海外への渡航を考えている方は利用する航空会社に確認を取るのが良いでしょう。
旅行におすすめのモバイルバッテリー!
これまでに説明してきたことを踏まえ、飛行機内に持ち込むのにおすすめなモバイルバッテリーをいくつか紹介します。
ぜひ、購入の参考にしてくださいね。
Anker PowerCore 10000
10000mAh、37Whで国内外問わずに機内に持ち込める軽量型のモバイルバッテリー。
クレジットカードほどの大きさなのですが、2層構造のカバーを採用しているために小さくても頑丈です。
ポケットにも収まるサイズなので持ち運びに便利ですね。
up-Tインジケータ有バッテリー4000mAh
4000mAh、14.8Whのコストパフォーマンスが高いモバイルバッテリー。
インジケーターが付いているので電池残量の確認がしやすいのが特徴です!
Poweradd Pilot X7
20000mAh、74Whの大容量バッテリー。
USBポートが2つ付いているので友人と共有で使用することも可能です。
自分好みのモバイルバッテリーならノベルティラボで!
さて、ここまで飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際の注意点を紹介してきました。
大事なのは、航空会社の規定を満たしたものを選ぶということですね。
しかし、せっかくの旅行ですから規定ばかりに気を取られていては楽しめません。
ノベルティラボでは、持ち込み規定を満たした上でオリジナルバッテリーの作成が可能です!
旅行の際には利用を検討してみてくださいね。