タオルは、普段からいろいろな場所で使っているでしょう。
企業のノベルティなどにも使われるタオルは、活用範囲の広いアイテムの1つなのです。
また、タオルは素材や織り方などで、肌触りや使い勝手が大きく異なります。
そこで、用途や目的に応じたタオル生地の特徴を解説します。
人気や評判の高いタオルなどにも触れ、初めてでも迷わない選び方のコツを確認しましょう。
どのタオルを選べばいいの?
タオルは肌に触れて使用されることも多いので、肌触りのよいものに人気があります。
また、国産メーカーや海外の有名ブランドなど、銘柄を指定し購入されるケースも珍しくありません。
贈り物では、大きめのバスタオルサイズやフェイスタオルの組み合わせなども好まれています。
自分用に購入される場合には、ふだん使いもできるハンドタオルサイズも人気で、素材だけでなくデザイン性や色調などでも選ばれます。
企業向けの場合には、企業のロゴが入れられたり、メッセージを添えられたり、PR効果が期待できるタオルが好まれます。
また、サイズに関しては、バスタオルサイズから手ごろなサイズまで幅広く支持されているのも特徴です。
タオルの種類
タオルも豊富な種類があってどれにしたらいいか迷いやすいアイテム。
基本的なタオルの種類をご紹介します。
素材
綿(コットン)
綿生地は、タオル生地の中でもっとも馴染み深い素材でしょう。
肌触りの良さが特徴ですが、吸水性や耐熱性にも優れているので、幅広い用途に使用できます。
また、綿には、インド綿やオーガニックコットンなど、産地や品質にも種類が多く、風合いの違いも楽しめます。
絹(シルク)
蚕の繭から作られる糸はとても細く、わずか0.02mmほどです。
それだけに美しい光沢があり、高級感のある上質さが特徴でしょう。
繭糸から作られる絹は、人間の皮膚成分に近いたんぱく質から作られ、素肌に馴染みやすい素材となっています。そして、軽量で強度もあり、吸水性と通気性も備えているので、敏感肌の人からも好まれます。
麻(リネン)
独特な肌触りで親しまれている麻ですが、衣類用の繊維として「麻」と表示できるのは、「亜麻(リネン)」と「苧麻(ラミー)」の2種類に限られます。通気性に優れ、水に濡れると強度を増し、洗濯しても繊維がほころびにくいことも特徴です。
注意点として、ごわごわとした質感になりやすく、しわができてしまうので、しっかりと伸ばしてから干しましょう。
化学繊維マイクロファイバー
吸収力に優れたマイクロファイバーは、バスマットとして使用したり、濡れた髪を素早く乾かしたりするときに適した素材です。一方で、肌に強く擦り付けると傷になることもあります。
キッチン周りや汚れをしっかりと擦って洗いたいときなどに向いています。
化学繊維であるため、熱に弱く、アイロンなどは控えましょう。
織り方
パイル
一般的なタオル生地がこのパイルで織られたものです。
特徴は、繊維が大きなループ状になっているので、ふんわりとした肌触りと、柔らかな感触を楽しめることでしょう。また、吸水性もよく、水分をしっかりと吸い取ってくれます。
シャーリング
シャーリングは、パイル生地の特徴だったループ状をカットした織り方になります。
吸水性は少し低下しますが、生地の機密性が高まることでデザインタオルにも適しています。
ロゴやメッセージなどを施す場合に人気です。
また、ループ状をカットしていることで、引っかかりもなく、肌触りやツヤがあります。
ジャカード
複数の色糸を用い、ゴム編みと浮き編みを組み合わせて編み込まれる模様がジャカードです。
フランスの発明家ジャカード氏によって考案されたことが由来となっています。
ワッフル織地
凹凸のある立体的な表面がワッフル織血の特徴です。
表面積が増すことで吸水性に優れ、乾燥にも適しています。
表面の様子が、お菓子のワッフルに似ていることから、命名されました。
ガーゼ
薄くて軽いガーゼは、かさばらないので旅行などに携帯しやすい素材です。
吸水もよく乾きやすさもあるので、温泉で使用したあと室内干しでも十分乾きます。
肌触りも悪くないので、赤ちゃん用品にも多く使われています。
タオル選びのコツは?
タオルは、用途に応じて薄手のタイプと厚手のタイプを使い分けることが大切です。
薄手タオルは絞りやすく、また乾きやすいことが特徴です。
一方、厚手タオルは、重厚感がありゴージャスな雰囲気を味わえるでしょう。
厚手のタオルは、どうしても乾きにくさがあります。
つまり、タオル選びは使い方を基準にするのがコツです。
ドライユース(乾いたタオルを使う)
家庭などで多い使い方です。風呂上がりに身体を拭くなどを想定したタオルです。
吸水性や吸水量などが求められるので、厚手のタオルが好まれます。
バスタオルやスポーツタオルなどを求めるときにおすすめです。
吸水性のほかに乾きやすさも考慮するのであれば、薄手で使い勝手の良いものがいいでしょう。
フェイスタオルやウォッシュタオルなどを選ぶときのコツになります。
ウェットユース(濡らしたタオルを使う)
お湯などに浸してから使います。おしぼりなどが代表的な用途でしょう。
水分を含んだ状態が想定されるので、吸収力も求められます。
また、持ちやすさや絞りやすさ、乾きやすさなども欠かせません。
おしぼり以外では、浴用タオルなどを選ぶときのポイントでしょう。
タオルを長持ちさせるポイント
お気に入りのタオルを長持ちさせたいですよね。
ここでは長持ちさせるタオルのポイントをご紹介します。
洗うときのポイント
新しいタオルを洗濯機で洗うときは、多目の水量に設定します。
そのとき、柔軟剤は極力使わないようにします。
新しいタオルに柔軟剤を使うと、毛羽立ちの原因になるからです。
また、使い込んだタオルの場合には、柔軟剤を使いましょう。
干すときのポイント
洗濯機で脱水した後、すぐにタオルを取り出し、20回を目安に振ってみましょう。
こうすることでパイルが立つので、そのまま風通しのいい場所に干します。
しまうときのポイント
タオルを折りたたんでしまうと、独特のふんわり感が失われます。
くるくると丸め、縦に並べ保管しましょう。
特にタオルを積み重ねると、どうしても下側のタオルに湿気が残り、雑菌の繁殖を促してしまいます。
お気に入りのタオルを作ろう!
タオル選びは、用途や目的を決めることからはじめましょう。そうすることで最適なサイズも見つかります。
また、タオルに使用される素材は豊富なので、肌触りなどを参考に選びましょう。
人気のタオルを参考にするのもコツです。
ノベルティラボでは、豊富なサイズから選んでオリジナルデザインのタオルを作れます。
記念のタオルなど作ってみてはいかかでしょう。